銀箔を燻して色を出した焼箔を使った短地の京扇子。高級感と特別感がありながら、程よい存在感でビジネスシーンから和装まで夏のおしゃれのアクセントとして活躍してくれます。末広がりの形をした扇子は使う方の繫栄を願う意味が込められた縁起物。大切な方への贈り物にもおすすめですよ。
扇子の特徴1
箔技法を使った和モダンでおしゃれな京扇子
京もの認定工芸士である金彩扇子作家、米原康人氏が手掛ける京扇子。おもに茶道や能などの芸事に使われる扇子に箔押し、金彩加工を施す伝統技術を活用しながらも、洗練されたデザインで現代のライフスタイルに寄り添ったファッション性の高いアイテムに仕上げてあるのが特徴です。
ブランドコンセプトは、「日本のアイデンティティーを表現する京扇子」。「もののあはれ」「幽玄」「侘び寂び」など、日本人が美しいと考え受け継がれてきた情緒的な表現を伝えたいという想いが込められています。コーディネートや涼を取るアクセントとして、日本人ならではの美的感覚や伝統美をそっと取り入れられる逸品です。
扇子の特徴2
銀を燻すことで生まれる重厚感ある輝き
銀は空気中の硫黄分と化合することで銀色から茶色っぽい色合い、赤、紫、青緑、黒へと徐々に変色していく性質を持っています。こちらは、そんな銀という素材の化学変化をエイジング加工で再現し色味を得た「燻シリーズ」の一つです。
重厚感のある独特の輝きがなんとも印象的ですね。一枚一枚表現が異なる箔を並べて押すことで生まれた複雑な色彩も、奥深い味わいを生み出しています。型はヨーロッパや中国で発達した絹扇子などでよく使われる、骨の面積が広く扇骨の本数も多い45間短地を採用。特別感がありながらも箔の存在感が程よく、洋装やカジュアルなスタイルでもファッション小物としてスタイリッシュに持つことができます。
扇骨が多いため、とてもしなやかな使い心地。程よい重みもあり、柔らかで優しい風を届けてくれますよ。フワッと和の香りが漂うのも心地よく、普段からたくさん使いたくなる一本です。
扇子の特徴3
京扇子の老舗が丁寧に仕立て
こちらの扇子を仕立てるのは、文政6年に創業した京都を代表する老舗、宮脇賣扇庵。扇骨、折り、附けとそれぞれの工程を確かな腕を持つ職人が手がけ、厳しい検品を経て老舗らしい品質に仕上がっています。
デザインの美しさはもちろんのこと、いい道具を持つ喜びを感じられるのも魅力ですね。箱の中には、仕立てを行った宮脇賣扇庵のリーフレットも添えられています。自分用にはもちろん、ギフトとして贈る際も確かな品質を感じ取ってもらえるでしょう。
扇子の詳細1
しっかりした大きさのある7.5寸サイズ
扇子には様々な大きさのものがありますが、こちらの扇子のサイズは7.5寸。閉じたときの長さが約22.5cm、最大広幅は約41.5cmです。大きく広がりしっかりとしたサイズがあるため、体の大きな男性でも見劣りせずに使うことができますね。
渋みのある扇面と骨数の多い扇骨により、力強さと上品さを兼ね備えたデザイン。老若男女問わずおすすめですよ。
扇子の詳細2
燻す時間によって変わる美しい4色のカラー展開
こちらの扇子は、銀箔を燻し変色する段階で出る上品な色合いの焼箔そのままの魅力を日本伝統の美意識「無常観」に重ね表現しています。独特の色味と風合いが美しい4色のカラー展開。染料を使わず銀箔の自然な色のみで構成されているにもかかわらず、これだけ色彩豊かなことにも驚きますね。
シックなカラーから、ファッションのアクセントになる鮮やかなカラーまで好みに合わせて選べますよ。ぜひお気に入りのカラーを選んでみてください。
扇子を贈る
末広がりの扇子は贈り物に適した縁起物
扇子は広げたときに末広がりの形をしていることから、古くから縁起の良い贈り物として使われてきました。とくにこちらの扇子は箔の輝きが醸し出す高級感もあり、誕生日や記念日、長寿祝いなど、お祝いや感謝を伝えたい際にプレゼントするのにぴったりです。
BECOSのラッピングは、和紙や風呂敷など日本ならではの素材を使ったオリジナリティあふれるデザインを多数ご用意しています。直接手渡しできない時には、メッセージカードに伝えたい文章をタイピングするというサービスも。贈る方が手に取ったときの笑顔を思い浮かべながら、ぜひ心のこもった贈り物にしてくださいね。