福島県の土湯こけしは、宮城県の遠刈田や鳴子と並び、三大こけしと称されています。頭が小さく、胴体は細め。優しく見守っているような独特の表情と、素朴な色合いが特徴です。
近野明裕は、江戸時代から続く土湯こけしの伝統を受け継ぎ、心を込めて作品を製作しています。先人の作品の復元に挑戦する一方で、「かぐや姫こけし」などの新しいスタイルのこけしも生み出しています。
古き良き匠の技を守りつつ、現代のライフスタイルにも寄り添うデザインが魅力です。こけしの持つ独特の懐かしさと素朴な色合いを感じていただけたら幸いです。