ブランド
無垢の素材に個性を与える
出雲工藝
- 1971年
- 木工
- 藤原明彦
歴史
雲州そろばんから始まった工芸品
出雲工藝(いずもこうげい)のある奥出雲町横田は、昔から、たたら製鉄が盛んにおこなわれていた土地でした。
そのたたら製鉄に必要となったのがそろばんで、のちに伝統工芸品となる出雲そろばんが誕生しました。
しかし、その出雲そろばんも時代の発展により衰退してしまいます。
そこで出雲そろばんの職人だった出雲工藝の創業者がそろばん技術を活かした工芸品の制作を開始。
1971に有限会社出雲工芸を創立しました。
材木にはそろばん材として利用されていた銘木などを採用し、制作は熟練の職人たちがすべて手仕事でおこなっています。
特徴
上質な素材と洗練された技術
出雲工藝のこだわりは、良質な材木と磨き抜かれた職人技です。
材木には老松、黒柿、欅、屋久杉などの銘木、栗、ナラ、トチなどのいろいろな国産材、その他無垢の素材をご用意しております。
無垢材は歪みやそりなど、湿度や温度による影響を受けやすい素材です。
そのため、お客様にお届けするために多くの努力が必要となりました。
出雲工藝では県の工業試験場のご協力を賜り、さまざまな研究を重ねることによって、歪みをほぼ無くすことに成功。
それらの材木を熟練の職人が仕上げていきます。
出雲工藝の職人は全員で3人。
限られた人数ではありますが、みな出雲そろばんに必要な技術を受け継いだ、確かな腕を持つ職人たちです。
ひとりひとりの職人が、それぞれ異なる表情を持つ素材に個性を与えることで、ひとつのアイテムが完成します。
お客様へ
本物の木製品をあなたの手に
私たちはモノづくりにおいて、素材選びからデザイン、設計、仕上げ、すべての工程が重要だと考えています。
そのため出雲工藝では量産のシステムを一切採用せず、一連の作業をひとりの職人が一貫して行っています。
職人の経験と技術が問われますが、これによって自信を持ってお客様にお届けできるアイテムが仕上がるのです。
長い伝統を引き継いで作られる風格のある良質な木工製品を、ぜひあなたの手に取ってみてください。
プロデューサー
「日本に眠る才能」の価値をもっと多くの人に
■J Flavor
地元に、世界に、社会に笑顔を。
私たち J Flavor(ジェイ・フレーバー)は、日本が持っている伝統、技術、感性など様々な才能を掛け合わせ、新しい価値を創り出す工芸プロデュース集団です。
日本が持つ才能の素晴らしさを世界中の人に知ってほしい。
日本製品の価値を通じて、全ての人が笑顔でいられる社会を目指して。