ブランド
人間国宝から学んだ技術と想い
三毳山麓工房
- 1973年
- 染色
- 正田佐代子
歴史
染色歴は40年以上
栃木県佐野市生まれ。高校在学の3年間に田村耕一先生(陶芸家・人間国宝)の妻、田村豊先生にデッサン油絵の指導を受け、芸術の基礎を学びました。
その後、田島比呂子先生(友禅染・人間国宝)に何度も手紙を出し、自分の作品を持参し続けやっとの思い出で弟子入りすることができました。
先生の技を必死に見て覚え、「一本の線も図案にしなさい」という先生からの言葉は今でも染色家人生の指針にしています。
現在は友禅染の他に絞り染め、ろうけつ染めなど多彩な染の技法を用いて美しい「染色」にこだわり作品をつくり続けています。
染色家として培った40年間の技を感じでいただけたら幸いです。
特徴
一つひとつ違う表情、一品ものの絞り染め
絞りは原則として生地を染液に浸して染める「浸染」によって彩色する技法です。
色を挿したり、プリントなどでは表せない生地の内を貫き通った色彩の深みと発色が魅力です。
その日の気温や湿度によっても微妙に染まり具合が異なり、同じ染料で染めても、全く同じものは一つとしてできません。
それはまさに、偶然と職人技が作り出す芸術だと思っています。
「白」「紅」「紅紫」「紫」とある花の色は地色として生地に染め、花の色はすべての色を含むと言われる「黒」で咲かせました。
最高級のシルクの生地を染めた世界にひとつだけのストールを楽しんでください。
お客様へ
花を身に纏い、オシャレを楽しんで
風薫る頃の風にゆれる美しいヒナゲシの花を表現しました。
とても肌触りのよい生地ですので、季節を問わず身につけていただくことができます。
一つひとつ丁寧にすべての工程を手作業で染め上げています。
ヒナゲシの花を身に纏っておしゃれを楽しんでください。
吹く風に 衿元に舞う ヒナゲシの 身も心も そっと包みて