ブランド
大自然から生まれ受け継がれた伝統工芸
阿寒アイヌコンサルン
- 2019年
- アイヌ工芸
- 廣野洋
歴史
アイヌの伝統文化の継承を目指して
私たち阿寒アイヌコンサルンは、2019年にアイヌ文化を知的財産として正しく普及させることを目的に設立されました。
同年に成立した「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」(通称アイヌ新法)がきっかけです。
この法律により、アイヌの文化がより一層注目されるようになると考えた私たちは、文化伝承のための事業を統括する団体としてデザイン監修、コンサルティング、制作、認証を管理する活動に携わっています。
設立にあたって声をかけたのは、北海道で最大のアイヌ集落である阿寒湖アイヌコタンのみなさんです。
また、阿寒アイヌ協会、阿寒アイヌ工芸協同組合、阿寒アイヌ民族文化保存会、阿寒湖コタン調整委員会など、組織間の調整役も担っています。
私たちはこれからもアイヌの人々が民族の誇りを維持し、伝統文化を継承しながら暮らし続けることを目指して活動してまいります。
特徴
自然への畏敬の念を受け継いで
およそ120名のアイヌの人々が暮らす阿寒湖温泉には、アイヌの住居を再現した建物や伝統の民芸品を売る店や飲食店などが並ぶ、阿寒湖アイヌコタンがあります。
アイヌの人々は小さい頃から男性は木工を、女性は刺繍や織物を習って成長します。
これらの民芸品に施された「アイヌ文様」には「魔除け」や「お守り」の意味があると言われています。
動物や植物など自然をモチーフにした文様には自然に対する畏敬の念が込められており、代々大切に受け継がれてきました。
着物や日常の道具にあしらわれたデザインは素朴でありながら緻密。
その芸術的な美しさは海外でも注目を浴びており、阿寒湖アイヌコタンからは、これまでも世界で活躍する工芸作家を何人も輩出してきました。
今後もさらなる高みをめざして、新たなる表現にも挑戦しています。
私たちは阿寒湖アイヌコタンのみなさんとつくるブランド「CIKARPE AKAN」を通して、より多くの方にアイヌ文化に触れていただきたいと願っております。
お客様へ
素朴でモダンなアイヌ文化を日常に
私たちは阿寒湖アイヌコタンの方々のデザインを使用した商品を製作しています。
佐賀県の有田焼や福井県の越前和紙などの日本の伝統工芸とのコラボ商品や、Tシャツやキャップなどのファッションアイテムも取り揃えました。
さまざまな時代のものと調和する、アイヌ文様の不思議な魅力を味わっていただけたらと思います。
日本の伝統文化を愛する方や、流行に敏感な方への贈り物におすすめです。
素朴でモダンなアイヌ文化を日常に。
北の大自然で育まれ受け継がれてきた大いなる伝統文化をぜひ、あなたのお好みのスタイルでご堪能ください。