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ブランド
新しくて面白くて役に立つ工芸品
コンドウファクトリー
- 1961年
- 播州織
- 近藤良樹
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歴史
始まりは暮らしに根付く織物づくり
clocomiは兵庫県多可町にある株式会社コンドウファクトリーのオリジナルブランドです。
「クロコミ」という名前には、クロス(布)という媒介を通して使い手とコミュニケーションを図りたいという作り手としての想いがこめられています。
当社は1961年創業の播州織「近藤織布」から数えて3代目となる近藤良樹が創立、デザイナーである弟・誠と二人三脚で運営しています。
播州織は、北播磨地域(おもに兵庫県西脇市や多可郡)で200年以上続く織物で、もともとは農民が自分たちの衣服を作る為に綿花を育てたことがきっかけです。
その後、温暖な気候や織物に欠かせない上質な水が豊富な地の利を活かして、京都・西陣から学んだ織物技術をもとに地場産業として発展していきました。
戦後は輸出も盛んになり世界市場へと拡大しましたが、景気に左右され、現在では厳しい状況に陥っています。
播州地方には縫製工場がなく、生地として卸して加工される為、「播州織」という名前はあまり知られていません。
そこで縁の下の力持ちとしてだけでなく、「播州織」の名前とともに確かな品質を広く知っていただく取り組みをおこなっています。
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特徴
古き良き物に新風を吹き込む
播州織は、糸を先に染めてから柄を織る「先染織物(さきぞめおりもの)」という技法が使われており、糸の芯まで染料が浸透しているので、洗濯を何度繰り返してもほとんど色落ちしないことが特徴です。
プリントではなく織りの糸使いで柄を表現する為、立体感が生まれて表面に変化のある独特な風合いの布が出来上がります。
コンドウファクトリーの特徴は、代表の近藤良樹がイタリアで学んだ織物技術を家業の播州織に融合させた、これまでにないオリジナル商品だという点です。
生地作りから商品開発まで一貫して自社でおこなっており、デザイナーである弟の誠がデザインを手掛けることで、商品のクオリティをさらに高めています。
2人のモノづくりには「新しいこと、おもしろいこと、誰かのためになることを創造する」というコンセプトがあり、やりたいことを優先してアイデアを出し合った後、何十回も試作を繰り返して形にしていきます。
天然のコットン糸を使用した3重ガーゼのタオルは、播州織の自然な風合いを活かしながら、さらに試行錯誤を重ねて出来上がりました。
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お客様へ
赤ちゃんも敏感肌の方も、安心の肌触り
コンドウファクトリーは、お客様はもちろんのこと、私たち自身も満足のいくような商品づくりを目指しています。
肌触り、軽さ、吸水性、速乾性、耐久性など、さまざまな観点を追求した結果、3重ガーゼの「こなゆきタオル」が誕生しました。
こなゆきタオルはパウダースノーのように柔らかく、赤ちゃんや敏感肌の方にも安心してお使いいただける優しい肌触りの商品です。
素材は天然コットン100%なので、化学繊維アレルギーの方でも安心してご利用いただけます。
ぜひ手に取って「ふわっ、さらっ、とろっ」を体感してみていただければ幸いです。