ブランド
伝統を、技を、文化を守り、未来を見据える
末廣堂
- 1912年
- 名古屋扇子
- 川瀨貞男
歴史
熟練の技を守り、未来へ継承する
名古屋扇子は、京都から現在の名古屋市西区幅下に移住した井上勘造(かんぞう)親子が扇子作りを始めたことが発祥とされています。
舞扇や婦人物などの煌びやかなデザインを得意とする京扇子に対し、祝儀扇や紳士物など渋さを活かしたデザインを中心に発展してきたのが名古屋扇子です。
私たちはそのような歴史的背景を持つ名古屋の地に、1912年(大正元年)に輸出向けの扇子製造業者として誕生しました。
1970年代以降、円高によって扇子の輸出が大幅に減少したり、生活様式の変化による国内需要が減少したり、苦しい時期もありました。
そこで私たちは、オリジナル性の高い扇子を企画することで差別化をはかっています。
また昨今、日本文化を見直す潮流もあり、名古屋扇子は新たな活躍の場を広げています。
しかし今度は、職人の高齢化と後継者不足が問題となっています。
私たちは、名古屋扇子の技術と魅力を未来へ継承できるよう、活動を続けて参ります。
特徴
数多くの職人技が詰まった結晶
私たちが作る名古屋扇子は、祝儀扇子から日常使いのものまで様々な商品がございます。
一貫していることは、全て手作業で作っているということです。
名古屋扇子は京扇子と同じく、製造工程を分業制にすることで、各工程のプロフェッショナルが製造に携わっております。
正に、熟練の職人技が集まった結晶が末廣堂の名古屋扇子なのです。
■名古屋友禅扇子
名古屋の伝統工芸品である名古屋友禅(型染)を使った扇子です。
絹地で発色が良いながらも決して派手にはならず、落ち着きのある優しい色合い。
パッ!と開くと優しい色味が広がり、柔らかな空気まで一緒に広がるようです。
また、手描友禅とは違った型染独特のはっきりとした輪郭は、優しい色合いの中でも絵柄がしっかりと浮かび上がります。
■漆絵扇子
シンプルな絵柄を漆で描くことで、漆の光沢感がより一層引き立ちます。
扇子を開いた時に見える漆の光沢は、控えめながらも凛とした艶やかさです。
お客様へ
熟練の技を扇ぐだけでなく目でも味う
「扇子は普段使わないよ」と思われるかもしれませんが、使い方は扇ぐだけには留まりません。
和を感じさせるインテリアとして壁や棚に飾ったり、アクセサリーのようにハレの日のお手元を華やかに彩ったり、楽しみ方は十人十色。
プレゼントとしても人気の扇子。
大切な方への贈り物として選ぶなら、デザインはもちろん、素材や作り方、込められた想いにもこだわりたい。
私たちの名古屋扇子は、そのようなあなたの気持ちをしっかりと受け止められる、確かな技術で造られた逸品です。
どうぞ、思い思いの方法で名古屋扇子をお楽しみください。
贈り物としてはもちろん、ご自分へのご褒美にも。
プロデューサー
「日本に眠る才能」の価値をもっと多くの人に
■J Flavor
地元に、世界に、社会に笑顔を。
私たち J Flavor(ジェイ・フレーバー)は、日本が持っている伝統、技術、感性など様々な才能を掛け合わせ、新しい価値を創り出す工芸プロデュース集団です。
日本が持つ才能の素晴らしさを世界中の人に知ってほしい。
日本製品の価値を通じて、全ての人が笑顔でいられる社会を目指して。