ブランド
町工場の技術力を結集した萬古焼
モラトゥーラ
- 1969年
- 金属加工・四日市萬古焼
- 山添卓也
歴史
「削る」技術をいかして挑戦を続ける
モラトゥーラは、三重県四日市にある中村製作所から生まれたブランドです。
中村製作所は創立以来、航空宇宙部品をはじめ1/1000mmという高精度加工を手掛けてきました。
わたしたちは先代が残した「空気以外何でも削ります」という言葉や「削りを通じて社会を創る」という想いを胸に、日々挑戦を続けています。
長年磨いてきた「削る」技術と地元の伝統工芸品である「四日市萬古焼」を使い、土と金属で極上のお鍋を開発しました。
モラトゥーラにはイタリア語で「削り出し」という意味があります。
切削加工だけでなく、あらゆることにチャレンジする姿勢。
そして、地域のために貢献したいという想いをかたちにしたのがモラトゥーラです。
特徴
精密加工技術を伝統工芸にこめる
モラトゥーラの商品に採用したのは、三重県四日市の伝統工芸品である「四日市萬古焼」です。
萬古焼は江戸時代中期(18世紀)に桑名の商人、沼波弄山(ぬなみ ろうざん)によって始められた焼き物です。
それ以来300年間にわたって各時代の職人たちによって受け継がれ、その時々のニーズに応じた製品を作り出してきました。
平成21年(2009年)には「四日市萬古焼」として、地域団体商標に登録されました。
なかでも土鍋は萬古焼を代表する商品で、国内の約80%のシェアを占めています。
萬古焼は陶器と磁器の中間的な性質を持つ半磁器で、磁器の硬質さと陶器の柔らかさを兼ね備えているのが特徴。
熱伝導率が低く、蓄熱性能が高い素材です。
わたしたちは萬古焼の土鍋を精密部品加工にも使われる高精度技術で削り、隙間なく仕上げました。
保温性や密閉性に優れた調理器具、それがモラトゥーラです。
お客様へ
料理を楽しく!食卓に笑顔を届けたい
「みなさまに実際に使っていただいて、喜んでくださる商品をお届けしたい」
わたしたちはこう考え、受け継がれた伝統の技と、高精度な現代の技術力を結集した調理器具をご用意しました。
萬古焼の蓄熱性を高めた土鍋「best pot」と、電子レンジやオーブントースターで使えるグリルパン「RANGESTAR」です。
密閉性に優れ熱や旨味を逃さない設計。
鉄鋳物の蓋の重みにより、気密性を高めることで、素材の旨味を含んだ蒸気を循環させ熱を逃しません。
火を止めても保温状態を保つので、蓄熱調理が可能です。
これにより調理の手間を省き、光熱費を節約できます。
また栄養を逃さず、素材のうまみが凝縮されるので、普段の調理よりも調味料が少なくて済むのも魅力です。
煮込み料理はもちろん無水調理や炊飯まで、アイデア次第でさまざまな料理が楽しめます。
モラトゥーラのアイテムで、あなたの食卓に笑顔と彩りを。
心豊かなひとときを想いをこめてお届けします。
受賞歴
2018年 グッドデザイン賞受賞
2020年 おもてなしセレクション金賞