Brand
工房
扇子の技術と美しさを百年先の未来へ繋ぐ
大西常商店
- 1918年
- 京扇子
- 大西 里枝
歴史
History
形を変えず、人々に寄り添ってきた扇子
私達は百余年の歴史を持つ京都老舗の扇子屋として、クラウドファンディングで扇子をベースとしたフレグランスを発売するなど「扇子の技術と美しさを百年先の未来へ繋ぐ」という社是のもとに、老舗の技術を活かしながら製品の開発にも力を入れています。
京扇子の製造は、上絵や扇面、扇骨など工程ごとに分業体制が敷かれ、それぞれ専門的な職人がいるために、総合的に高品質な製品を生み出しています。
私達は、大正年代まで元結製造業を行っていたものの、日本髪の衰退により、当時の店主が元結と同じ和紙を使った扇子製造に着手しました。
扇子は、平安時代の京都でうまれた伝統工芸品です。
約1,200年間のもの間、その形を変えることなく、時代を超えて人々の生活に寄り添ってきました。
涼をとる人々の便利品として、能や日本舞踊をはじめとした伝統芸能の小道具として、様々な用途で人々に愛されてきました。
また、扇子は無限に広がる「末広がり」の形をしていることから縁起の良いものとされ、冠婚葬祭や七五三など人生の節目となる行事の際には必ず身につけられています。
特徴
Characteristic
Made in Kyoto の香る扇子ブランド「色は匂へと」
かざ
「かざ」は「香り」を意味する京ことば。
1,200年前の京都では、良い香りを自室に焚き染めることで、魔よけをしたそうです。
扇子用に薄く加工された竹の特性を活かした新しいフレグランス。
器や香料も製造をすべて京都で行っております。
うつし香
1,200年前に日本で生まれた扇子。
かつて、平安の人々は、扇に好みの香を焚きしめ、香を通して想いを伝えていたそう。
そのようなインスピレーションから、巡りゆく季節の移り変わりを色のグラデーションと香りで表現しました。
扇子を広げて扇ぐだけで、香りが広がります。
鞄やケースにそっと忍ばせて自由に香りを持ち運ぶ、新しい扇子のかたちです。
お客様へ
For Customers
祈りにも似た気持ちを込めた扇子づくりを
扇子はクーラーには勝てません。
扇風機にも、難しいでしょう。
ですが、お客様の一番近くで必要なときにいつでもお役に立つことができます。
お客様の暮らしにそっと寄り添う一品でありたい。
そのような想いを胸に、現代の人々を癒やすアイテムを提案するブランド「色は匂へと(いろはにほへと)」を立ち上げました。
モノが溢れる現代社会だからこそ、皆様には本物に触れる機会を増やしていただきたい。
伝統技術とこれまでにないアイデアが融合した和フレグランスをお楽しみください。
受賞歴
Award
2018 京ものユースコンペティショングランプリ
2019 第12回文化ベンチャーコンペティション 京都府知事優秀賞 受賞
2019 第10回京都商工会議所 知恵ビジネスプランコンテスト 認定