ブランド
笑って誰もがHAPPYになる鬼瓦のテッシュケース
鬼福
- 1916年
- 三州鬼瓦
- 鈴木 良、加藤 嵐人
歴史
著名な社寺仏閣を手掛ける創業100年の老舗
私たちは大正5年(1916年)創業の三州鬼瓦の窯元です。
創業者は鈴木福松といい、「鬼瓦屋の福松」なので屋号を「鬼福」としました。
日本最大の瓦の産地「三州」で創業以来、鬼瓦のみを専門で製作してきました。
近年では社寺仏閣の鬼瓦を中心に、鬼瓦の復元、類似の鬼瓦の作製、一般住宅向けのこだわりの鬼瓦などを手掛けています。
金属製の「へら」を使った職人の丁寧な磨き作業により生み出される焼成後の製品の光沢は、プレス成型の量産品とは一線を画した出来栄えと自負しています。
私たちは「すべてはHAPPYのために」という経営理念を掲げ、日本のものづくりを未来へ伝えるために、創業以来受け継いできた鬼瓦製作の技術を現代のライフスタイルに合わせて融合、革新させる取り組みを続けています。
特徴
くすっと笑って誰もがHAPPYに
鬼瓦は型紙づくりに始まり、土打ち、成形、乾燥、窯出しなど様々な工程を経て作られます。
中でも焼成は、乾燥の終わった鬼瓦を最高温度1,100℃以上の窯で28時間ほど焼き続けます。
和瓦の最大の特徴である独特の「いぶし銀」この色合いを生み出す燻化(くんか)という工程も焼成の中で行います。
今回は伝統の鬼瓦作りを大切にしつつ、「伝統×ユーモア」をテーマに「くすっと笑ってHAPPYになれる」をテーマにアイデアを練りました。
実は試作第1号はBOX本体も瓦で作ったため総重量4kgにもなりました。
そこから改良を重ねながら、クレイジーなティッシュケースが出来上がりました。
鬼瓦は、撫でれば撫でるほど触れた部分が徐々に黒く変色し、風合いが増していくことも特徴の一つです。
お客様へ
挑戦を続けることが伝統の維持と継承
「鬼瓦屋は鬼瓦だけを作っていれば良いのだろうか?」
鬼福の答えは「否」でした。
文化財に指定される建物の屋根に乗る鬼瓦を忠実に復元する事は非常に大切ですが、それだけでは鬼瓦を後世に継承していくことができません。
そのために鬼福は、土俵(事業領域)を屋根のみに限定せず、さらに様々な広い分野での鬼瓦の用途拡大を目指します。
一度失った技術を復活させることはとても困難です。
残すべきものを残すため、素材と技術を用いて現代のライフスタイルに合った商品を提案する。
それが巡り巡って伝統の維持と継承に繋がり、世の中のHAPPYに貢献できると私たちは信じています。
実績
1980年 成田山 新勝寺 山門
1985年 出雲大社 祖霊殿(1985年)
2016年 永平寺 名古屋別院 本堂(2016年)