ブランド
毎日履きたい、カラフルな色使いと履き心地
田中繊維
- 1921年
- 靴下
- 田中一成
歴史
加古川が誇る靴下作りの文化
TANAKA SOKKENは兵庫県加古川市にある田中繊維株式会社の自社ブランドです。
田中繊維は1921年創業の老舗靴下メーカーで、100周年を迎えた年にオリジナルブランド「TANAKA SOKKEN」をスタートしました。
「SOKKEN」とはオランダ語で「靴下」を意味します。
播磨地域は温暖で降水量が少ない為、古くから綿花栽培が盛んでした。
江戸時代には「播州の三白」と呼ばれた木綿・塩・米が姫路藩の財政を支えていました。
加古川での靴下製造は、中国から手廻しの靴下編み機を持ち帰った住民がきっかけといわれています。
靴下生産は農家の副業として徐々に広まり、奈良に次ぐ一大産地となりました。
大正時代には機械化が進み、繊維工業は飛躍的に発展。
加古川は良質な木綿が手に入りやすく、輸出に有利な港が近くにあったことで地場産業の礎を築いたのです。
当初は紳士用靴下が中心で、高級リブ編みにワンポイント刺繍を施した上品な靴下は、百貨店で高級靴下として販売されていました。
その後、安価な靴下が海外から輸入されるようになり、多くの工場が閉鎖されましたが、使い手にとって良い物を作り続けることで存在価値を認めていただけると信じております。
現在、当社では大手アパレルからのOEM(相手先ブランド名での製造)を中心に、高品質な靴下をお届けするべく誠実なモノづくりを続けています。
特徴
ハンドリンキングで最高の履き心地
TANAKA SOKKENの代表的な商品は「グライダーリブ」というリブ編みのソックスです。
田中繊維の創業と同じ1921年に、加古川を望む高御位山(たかみくらやま)から関西初のグライダー滑空を成功させた人物がおり、この物語をモチーフにした靴下を作ることにしました。
100年前から続く高度な技術と、細かな柄まで再現するハイゲージの編み機で作られた靴下は、ふっくら柔らか。
つま先の縫い目は、職人が一目一目丁寧に手作業で仕上げているハンドリンキングの為、継ぎ目がふくらまず滑らかでフラットな履き心地です。
鮮やかなボディに「山」と「グライダー」をアシンメトリーに刺繡した、ポップでデザイン性の高い商品です。
ほかにも、これまで靴下に取り入れるのが難しかった大きな絵柄のソックスを実現しました。
柄が大きいと、どうしても裏で糸がつながってしまい、履き心地が悪くなってしまうのですが、熟練の技で編み機の調整を重ねて、見た目も履き心地も理想的な靴下が完成しました。
お客様へ
プレミアムな靴下の良さを感じて
TANAKA SOKKENでは、モノづくりの原点に立ち返り、熟練の技を持つ職人が丁寧に仕上げた「本物の靴下」の良さをお客様にお届けしたいと考えています。
毎日履きたくなるような靴下、明るく元気をくれるような靴下、これまで見たことがない斬新な色やデザインの靴下など、細部にまでこだわった理想的な靴下ができました。
100%国内生産の高品質な製品ですので、自信を持っておすすめいたします。
カジュアルからビジネスまで様々なシーンで活躍する靴下は、大切な方へのプレゼントにもぴったりです。
ぜひ一度履いてみて、心地の良さを実感してください。
受賞歴
2023年 第28回靴下求評展 日本靴下組合連合会理事長賞受賞